銀座の石碑をご紹介するシリーズです。
今回は銀座にゆかりがある石川啄木の碑です。
石川啄木(1885年~1912年)は明治42年から逝去する明治45年まで27歳でこの世を去る3年間、東京銀座の朝日新聞社に勤務していました。
この碑は、啄木没後60周年を記念して銀座の有志により昭和48年に建てられました。
短い生涯の大半を放浪のうちに過ごし、彼に冷淡であった故郷をなお思い、優れた望郷の歌を数多く残した啄木。
歌碑には次の歌が刻まれています。
”京橋の滝山町の新聞社 灯ともる頃のいそがしさかな”
碑の後ろには啄木鳥(きつつき)のレリーフが置かれ「銀座の人これを建つ」とありました。
27歳で若くして逝去した、石川啄木の晩年の歌になります。