銀座四丁目の数寄屋橋交差点の交番裏側、数寄屋橋公園の一角に建てられた北村西望作「燈臺」です。北村聖望の代表作は長崎平和公園設置の巨大像長崎平和記念像、国会議事堂内設置の板垣退助翁などがあります。
この作品は、大正12年(1923)の関東大震災から10周年を迎えた昭和8年9月11日、震災祈念塔に相応しい彫刻として設置されました。北村は設置にあたって、石造の台座設計や十数万の応募から選ばれた標語「不意の地震に不断の用意」の鋳造銘板も制作しています。 銅造彫刻「燈臺」は、彫刻家北村西望による優れた造形芸術を表現しながら、震災の歴史を伝える記念塔として語り継がれています。